2012/10/08

Windows Server 2012のServer Core Installで、コンピュータ名を変更する

Windows Server 2012のサーバコアインストール(Server Core Install)で、コンピュータ名を変更する手順を紹介する。フルインストール(Full Install、通常のインストール)でも同じ手順でコンピュータ名を変更することが可能。

ログイン直後に表示されているコマンドプロンプトから
C:\Users\Administrator>sconfig
の様に実行する。

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                         サーバー構成
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1) ドメイン/ワークグループ:                     ワークグループ:  WORKGROUP
2) コンピューター名:                            WIN-U1BS1B06QL6
3) ローカル管理者の追加
4) リモート管理の構成                           有効

5) Windows Update の設定:                       手動
6) 更新プログラムのダウンロードとインストール
7) リモート デスクトップ:                       無効

8) ネットワーク設定
9) 日付と時刻
10) CEIP による製品の機能向上に協力             不参加
11) Windows ライセンス認証

12) ユーザーのログオフ
13) サーバーの再起動
14) サーバーのシャットダウン
15) 終了してコマンド ラインに戻る

選択するオプションの番号を入力してください: 2
「サーバー構成」メニューが表示される。
コンピュータ名を変更するため、「2」を入力する。

コンピューター名

新しいコンピューター名を入力してください (入力なし=キャンセル): hydrogen
新しいホスト名(ここでは「hydrogen」)を入力する。


「再起動」ダイアログが表示される。
「はい(Y)」ボタンを押下する。
再起動が実行される。

再起動後、コンピュータ名を確認する。
C:\Users\Administrator>hostname
hydrogen

C:\Users\Administrator>

2012/10/04

VMware ESXi 5.1上に、Windows Server 2012・Server Coreゲストをインストールする・その2

その1』の続き。

参考:『Windows Server 2008 R2 Server Coreのインストール

vSphere Clientから、新規にインストールしたゲスト(ここではhydrogen)を右クリックし、「コンソールを開く(L)」を選択する。

コンソールのメニューバーから、「仮想マシン(V)」→「電源(O)」→「パワーオン(P)」を選択する。

EFIのセットアップ画面が表示される。メニューからカーソルキーで「Boot Manager」を選択し、[Enter]を入力する。

「Boot Manager」画面が表示される。メニューからカーソルキーで「EFI VMware Virtual IDE CDROM Drive (IDE 1:0)」を選択し、[Enter]を入力する。

「Press any key to boot from CD or DVD...」と表示されるので、何かキーを押す。


インストールイメージが起動される。

「Windowsセットアップ」画面が表示される。確認して、「次へ(>)」ボタンを押下する。

「今すぐインストール(I)」をクリックする。

セットアップが開始される。

「インストールするオペレーティングシステムを選んでください(S)」で「Windows Server 2012 Standard 評価版(Server Core インストール)」を選択する。「次へ(>)」ボタンを押下する。

ライセンス条項を確認し、「同意します(A)」チェックボックスをチェック、「次へ(>)」ボタンを押下する。

「カスタム: Windowsのみをインストールする(詳細設定)(C)」をクリックする。

「次へ(>)」ボタンを押下する。

イストール開始される。再起動が実行される。



もう一度再起動が実行される。


「OK」ボタンを押下して、Administratorパスワードの設定に進む。

適切なパスワードを二度入力する。

「OK」ボタンを押下する。

Server Coreモードで起動する。

VMware ESXi 5.1上に、Windows Server 2012・Server Coreゲストをインストールする・その1
VMware ESXi 5.1上に、Windows Server 2012・Server Coreゲストをインストールする・その2

VMware ESXi 5.1上に、Windows Server 2012・Server Coreゲストをインストールする・その1

VMware ESXi 5.1上に、Windows Server 2012・Server Coreゲストをインストールする方法を紹介する。

参考:『Windows Server 2008 R2 Server Coreのインストール

今回の環境では、MACアドレスに対して固定的にIPアドレスを割当てるDHCP環境のため、NICの設定に関しては、手動でMACアドレスを設定する。
また、BIOSではなく、EFI環境でインストールする。
ESXiにvSphere Clientで接続し、ESXiホストを右クリックし、「新規仮想マシンのインストール(N)...」を選ぶ。

「新規仮想マシンの作成」ウィザードが表示される。
「構成」の「標準」ラジオボタンが選択されていることを確認し、「次へ(>)」ボタンを押下する。

「名前」にゲストのホスト名(コンピュータ名)を入力し、「次へ(>)」ボタンを押下する。

適切なデータストアを選択し、「次へ(>)」ボタンを押下する。

「ゲストOS」で「Windows」ラジオボタンが選択されていることを確認し、「次へ(>)」ボタンを押下する。

「次へ(>)」ボタンを押下する。

「次へ(>)」ボタンを押下する。

「完了前に仮想マシンの設定を編集する(E)」チェックボックスをチェックし、「続行」ボタンを押下する。

「仮想マシンのプロパティ」画面が表示される。
まず、「ハードウェア」タブの「新規CD/DVD(追加中)」を選択し、「デバイスのステータス」の「パワーオン時に接続」チェックボックスをチェックする。
続いて、「デバイスタイプ」の「データストアISOファイル」ラジオボタンを選択し、「参照...」ボタンを押下する。

「データストアの参照」ダイアログが表示される。Windows Server 2012のインストールISOイメージを選択し、「OK」ボタンを押下する。

「データストアISOファイル」テキストボックスに適切なパスが入力されたことを確認する。

「オプション」タブの「詳細」→「全般」を選択し、「構成パラメータ...」ボタンを押下する。

「構成パラメータ」ダイアログが表示される。「行の追加」ボタンを押下する。

以下の値を入力し、「OK」ボタンを押下する。
  • isolation.tools.copy.disable: false
  • isolation.tools.paste.disable: false

引き続き「オプション」タブの「詳細」→「起動オプション」を選択し、「ファームウェア」で「EFI(E)」ラジオボタンを選択し、「強制的にEFIセットアップ」で「次回の仮想マシンの起動時に、強制的にEFIセットアップ画面に入る(F)」チェックボックスをチェックする。


「ハードウェア」タブに戻り、「新規NIC(追加中)」を選択し、「MACアドレス」の「手動」ラジオボタンを選択し、テキストボックスに適切なMACアドレスを入力する。
入力されたMACアドレスが「00:50:56」以外で始まる場合、後でエラーになる。
「終了」ボタンを押下する。

VMware ESXi 5.1上に、Windows Server 2012・Server Coreゲストをインストールする・その1
VMware ESXi 5.1上に、Windows Server 2012・Server Coreゲストをインストールする・その2

2012/10/02

Windows Server 2012で、Server Core InstallらFull Installへ切換える

Windows Server 2012では、サーバコアインストール(Server Core Install)した状態からフルインストール(Full Install、通常のインストール)へ切り替えることができる(Windows Server 2008 R2以前では、インストール時に選択できるだけで、インストール後の切り替えはできなかった)。この記事では、その方法を紹介する。
逆の手順に関しては、『Windows Server 2012でFull InstallからServer Core Installへ切換える』参照。

起動しているコマンドプロンプトから、PowerShellを起動する。
C:\Users\Administrator>powershell
Windows PowerShell
Copyright (C) 2012 Microsoft Corporation. All rights reserved.

PS C:\Users\Administrator>

Install-WindowsFeatureコマンドレットで、必要な機能をインストールする。
PS C:\Users\Administrator> Install-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra,Server-Gui-Shell
Success Restart Needed Exit Code      Feature Result
------- -------------- ---------      --------------
True    Yes            SuccessRest... {グラフィック管理ツールとインフラスト...
警告: インストール処理を完了するには、このサーバーを再起動する必要があります。
警告: Windows
自動更新が有効になっていません。新しくインストールした役割または機能が自動的に更新されるようにするには、[Windows Update] を有効にしてください。


PS C:\Users\Administrator>
Windows Updateに関する警告が出る場合がある。適切に処置する。

この間、数分間かかる。

Restart-Computerコマンドレットでコンピュータを再起動する。
PS C:\Users\Administrator> Restart-Computer
再起動が実行される。再起動にも時間がかかる。
フルインストールで起動される。

参考: 『Windows Server インストール オプション

Windows Server 2012でFull InstallからServer Core Installへ切換える

Windows Server 2012では、フルインストール(Full Install、通常のインストール)した状態からサーバコアインストール(Server Core Install)へ切り替えることができる(Windows Server 2008 R2以前では、インストール時に選択できるだけで、インストール後の切り替えはできなかった)。この記事では、その方法を紹介する。
逆の手順については、『Windows Server 2012で、Server Core InstallらFull Installへ切換える』参照。

[Windows]+[R]で「ファイル名を指定して実行」を表示し、「名前(O)」に「powershell」と入力し、PowerShellを起動する。
PowerShellが起動する。
以下の通り実行する。
Windows PowerShell
Copyright (C) 2012 Microsoft Corporation. All rights reserved.

PS C:\Users\Administrator> Uninstall-WindowsFeature Server-Gui-Shell -Remove
Success Restart Needed Exit Code      Feature Result
------- -------------- ---------      --------------
True    Yes            SuccessRest... {サーバー グラフィック シェル}
警告: 削除処理を完了するには、このサーバーを再起動する必要があります。


PS C:\Users\Administrator>

さらに、以下の通り実行する。
PS C:\Users\Administrator> Uninstall-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra
Success Restart Needed Exit Code      Feature Result
------- -------------- ---------      --------------
True    Yes            SuccessRest... {Windows PowerShell ISE, グラフィック管理...
警告: 削除処理を完了するには、このサーバーを再起動する必要があります。


PS C:\Users\Administrator>

コンピュータを再起動する。
PS C:\Users\Administrator> Restart-Computer

サーバコアで起動する。

参考: 『Windows Server インストール オプション