2014/05/12

劣化してベタベタになったラバーコーティングを除去する

注意: 作業は自己責任でお願いします。

ラバーコーティングは、製品の表面をゴムで被覆する仕上げ方で、見た目につや消しで高級感があり、すべり止め効果もあるため、広く使われている。

しかしながら、経年劣化により加水分解しやすく、結果ベタつき、埃や指紋などが付着し、見苦しくなることがある。

基本的に、劣化したものを元に戻す方法は無い。
ここでは、次善策として、ラバーコーティングを除去する方法を紹介したい。


ググってもらうと判るが、無水アルコールや無水イソプロピルアルコール(IPA)を使う例が多く発見されるが、これらには問題がある。
無水アルコールは、薬局で手に入るが、小売価格¥1,200/500ml前後で高価。
無水のIPAは、¥1,000/500ml程度だが、入手困難。

そこでここでは、燃料用アルコールを使う方法を紹介したい。
燃料用アルコールは、いろいろな製品があるので、注意が必要。
今回使用したのは、エチルアルコール75%・メチルアルコール25%程度のもの。
ホームセンターで入手でき、¥300/500mlと前出二者と比較して非常に安価だ。

これを入手したら、後は作業だが、注意点がある。
まず、火気を近づけないこと。当然引火しやすく、万一引火しても炎が見えにくいため、非常に危険。
次に、充分換気すること。揮発性が高く、メチルアルコールによる中毒の可能性がある。
最後に、必要であれば皮膚や目に付着しないよう、対策すること。皮膚が荒れる場合がある。

作業は簡単。
適当なモノに燃料用アルコールを染み込ませ、劣化したラバーコーティングを拭き取る。
キムワイプとCOSTCOのキッチンペーパーを試したが、後者が使いやすかった。
繰り返し念入りに作業しなければならない場合もあるかもしれない。

塗装を除去した直後は、細かいカスが付着して白っぽく見えることもあるが、布などで拭き取れば綺麗になる。

恵美須薬品化工 燃料用アルコール 500ml
KIRKLAND ペーパータオル 160カット 12ロール

久しぶりの更新が、非IT系でいいんだろうか…

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