2007/01/28

XenのDomUで、仮想コンソールにログインプロンプトが出ない

Fedora Core 5でXenを使っていて、うまく動いていたDomUが、yum updateをした後、システムを再起動すると、仮想コンソールにログインプロンプトが表示されず、代わりに以下のようなSELinux(auditd)のメッセージが表示され続ける、という問題に出くわした。
audit(XXXXXXXXXX.XXX:X): avc:  denied  { getattr } for  pid=XXXX comm="agetty" name="xvc0" dev=tmpfs ino=XXXX scontext=system_u:system_r:getty_t:s0 tcontext=system_u:object_r:device_t:s0 tclass=chr_file

よくよく調べてみると、yum update以前は、仮想コンソールは、普通のマシンと同じく
1:2345:respawn:/sbin/mingetty tty1
<<略>>
6:2345:respawn:/sbin/mingetty tty6
のようになっていたが、yum update以後は、
co:2345:respawn:/sbin/agetty xvc0 9600 vt100-nav
となっていて、デバイスが/dev/tty[1-6]から/dev/tty/xvc0に変更になっている。SELinux的にはどうなっているかというと、
# cd /dev
# ls -lZ xvc0 tty1
crw-rw----  root tty  system_u:object_r:tty_device_t   tty1
crw-------  root root system_u:object_r:device_t       xvc0
#
と、違っていることが解る。問題解決には、これを合わせてやればいいわけだ。
# chcon -t tty_device_t /dev/xvc0
#
この後、再起動するか、init 5などを実行する。

訂正記事を公開しました。

0 件のコメント: