Congaは、サーバ・エージェント・アーキテクチャのシステムで、サーバからクラスタメンバや、ストレージサーバを統合管理する。
フロントエンドはウェブブラウザで、SSLでサーバデーモンであるluciに接続する。サーバデーモンluciは、クラスタメンバやストレージ上のエージェントデーモンricciにXML-RPC over SSLで接続する。
OSはCentOS 5を使用するが、RHEL 5でも同様…と言いたい所だが、早速違いを見つけてしまった。RHEL 5のマニュアルを見ながら手順通りやっても、CentOSではエラーになってしまう。Luciで、クラスタメンバを指定し、新規クラスタを作成すると、クラスタメンバの設定を自動的に行ってくれるのだが、このとき
A problem occurred when installing packages: failed to locate/execute moduleと言ったメッセージがブラウザ上に表示され、メンバはluciの管理下に入るが、クラスタを構成できない。
原因は、
/etc/redhat-release
。クラスタメンバ側でこれをRHEL5だ、と詐称しなければ上手く動作しないようだ。以下のとおりrootで実行する。# mv /etc/redhat-release /etc/redhat-release.orig # echo "Red Hat Enterprise Linux Server release 5 (Tikanga)" > /etc/redhat-releaseどうもluciは、クラスタメンバ間のOSバージョンの違いを検査しているらしく、ひとつのクラスタに違うOS・バージョンを混在させることを認めないようだ。このチェックのため、
/etc/redhat-release
を参照するらしい。参考: 0001931: Ricci module "ricci-modrpm" crashes, preventing Cluster configuration from Luci
2007/11/6追記:
上の様に
/etc/redhat-release
を修正すると、カーネル更新後にGRUB画面にカーネルバージョンが表示されなくなる。この問題に対する解決法を記事にした。追記(2008/2/24):
検証を再開した。
『Red Hat Cluster: CentOS 5.1上でRHCSを使ってみる』
0 件のコメント:
コメントを投稿