2008/06/25

続・snmpd: ioctl 35123 returned -1・その2・Dom0の準備

VLANとXenを組合わせて使う』シリーズに従ってDom0を設定する。ただし、VLANインターフェース名は、VLAN_PLUS_VID形式(つまり、vlan4000の様なインターフェース名となる)にする。

まず、VLANインターフェース名の形式を指定する。/etc/sysconfig/networkに以下の部分を追加する。
NOZEROCONF=yes
VLAN=yes
VLAN_NAME_TYPE=VLAN_PLUS_VID

VLANとXenを組合わせて使う・その2・VLAN設定』で解説した通り、VLAN_PLUS_VID形式ではVLANインターフェース名から対応する物理インターフェース名を特定することはできない。従って、各VLANインターフェースの設定ファイル/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-vlan*では、PHYSDEV=物理インターフェース名の様に物理インターフェースを明示しなければならない。例えば、vlan4001の設定ファイル/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-vlan4001は次の通り。
DEVICE=vlan4001
PHYSDEV=eth1
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.56.191
NETMASK=255.255.255.0
ONBOOT=yes

これに伴い、他の設定でインターフェース名を使用している部分についてを変更する。『VLANとXenを組合わせて使う・その3・Xenネットワーク』で紹介したXenのネットワークのラッパースクリプト/etc/xen/scripts/network-vlan-bridge-wrapperを使う場合、netdev=で指定するインターフェース名を以下の通り変更する。
#!/bin/sh
BRIDGE_SCRIPT=/etc/xen/scripts/network-vlan-bridge
$BRIDGE_SCRIPT "$@" vifnum=0 netdev=vlan1000 bridge=br1000
$BRIDGE_SCRIPT "$@" vifnum=1 netdev=vlan4000 bridge=br4000
$BRIDGE_SCRIPT "$@" vifnum=2 netdev=vlan4001 bridge=br4001
$BRIDGE_SCRIPT "$@" vifnum=3 netdev=vlan4002 bridge=br4002
この他に例えば、iptablesでインターフェース名を指定している場合もあるだろう。適宜変更する。


その1・概要
その2・Dom0の準備
その3・RPMのビルドとインストール
その4・IPv6の無効化

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