2007/11/06

Red Hat Cluster: 予告編+xの補足

Red Hat Cluster: 予告編+x』に
RHEL 5のマニュアルを見ながら手順通りやっても、CentOSではエラーになってしまう。
と書いた。この解決策として、
原因は、/etc/redhat-release。クラスタメンバ側でこれをRHEL5だ、と詐称しなければ上手く動作しないようだ。
という方法を紹介した。

これはこれでいいのだが、この状態で`yum update'を実行するなどしてカーネルを更新すると、/boot/grub/grub.conftitle行が以下の様に二行になってしまう。
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title CentOS
Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.18-8.1.15.el5xen)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.18-8.1.15.el5xen ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 console=xvc0 rhgb

この状態でマシンを再起動すると、起動時のGRUB画面で、カーネルのバージョンが表示されない、という弊害が発生する(OSは問題なく起動できる)。以下は、XenのDomUを起動したときの例:

注意深く見れば、この画面より前に
WARNING:root:Unknown image directive Red
というメッセージを発見できるかもしれない。

これは、当該部分を適切に修正すれば解決できる。
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title CentOS (2.6.18-8.1.15.el5xen)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.18-8.1.15.el5xen ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 console=xvc0 rhgb

なお、この修正を施した状態でも、OS起動時に、
INIT: version 2.86 booting
SELinux: initialized (dev usbfs, type usbfs), uses genfs_contexts
Welcome to  CentOS release 5 (Final)
Red Hat Enterprise Linux Server release 5 (Tikanga)
Press 'I' to enter interactive startup.
Setting clock  (localtime): Tue Nov  6 18:17:59 JST 2007 [  OK  ]
Starting udev: [  OK  ]
の様に、OSの名前が二行になってしまうが、これは我慢していただきたい。

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