2008/07/25

Xen DomU上でDRBDを使う・その3・drbd.confの設定

各DomU dc[23]上の/etc/drbd.confを以下の通り設定する。
global {
usage-count no;
}
common {
protocol C;
}
resource r0 {
net {
allow-two-primaries;
shared-secret "9wEtE83PFS4xChqY+aT";
}
startup {
become-primary-on both;
}
syncer {
rate 5M;
verify-alg sha1;
}
device    /dev/drbd0;
disk      /dev/xvdb;
meta-disk internal;
on dc2.xencluster {
address   192.168.56.8:7789;
}
on dc3.xencluster {
address   192.168.56.9:7789;
}
}
設定内容は以下の通り。
  • リソースr0を定義。dc[23]からアクセスされる。
  • 両ノードが同時にprimaryになることができる(allow-two-primaries)。
  • ネットワーク接続時の認証のためのパスワードを設定している(shared-secret)。
  • 起動時に、両ノードがprimaryとなる(become-primary-on)。
  • 同期速度は5Mbyte/秒(rate)。単位がMbpsでないことに注意。
  • 両ノードとも、低レベルデバイスは/dev/xvdb(disk)、DRBDデバイスは/dev/drbd0(device)。
  • メタデータ形式はinternal(meta-disk)。つまり、/dev/xvdb内にメタデータを持つ。
  • dc[23]はそれぞれ、192.168.56.[89]の7789/tcpで接続を待つ。

なお、各ノードの設定の共通部分(disk、deviceおよびmeta-disk)をまとめて記述できるのは、DRBD 8.2系から。RPM package drbd82-xenではなくdrbd-xenをインストールしている場合は、これらの設定は、on ノード名節の中でそれぞれ記述する。


その0・概要』『その1・Xen環境の準備』『その2・DRBD設定前の確認』『その3・drbd.confの設定』『その4・DRBDの初期化』『その5・初期同期』『その6・ベンチマーク

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