/dev/drbd0
に直接書込み、速度を測定する。[root@dc2 ~]# dd bs=64M if=/dev/zero of=/dev/drbd0 dd: writing `/dev/drbd0': No space left on device 64+0 records in 63+0 records out 4294799360 bytes (4.3 GB) copied, 227.723 seconds, 18.9 MB/s [root@dc2 ~]#このとき、もう一方のノードdc3の
/var/log/messages
には、次のようなメッセージが記録される。この原因は不明。Jul 24 22:32:08 dc3 kernel: drbd0: local disk flush failed with status -95
この結果を、『その2・DRBD設定前の確認』のときの結果と比較してみよう。DRBDを経由せず、直接
/dev/xvdb
に書込んだ場合が39.9Mbyte/秒、DRBD経由で/dev/drbd0
に書込んだ場合が18.8Mbyte/秒。/dev/drbd0
に書込む場合、/dev/xvdb
に書込む場合に比べて、ディスクへの書込みが二倍以上発生する。なぜなら、/dev/drbd0
に書込むということは、dc2上の/dev/xvdb
とdc3上の/dev/xvdb
の両方にデータ書込んだ上で、メタデータも書込むからだ。これらの書込みは結局、Dom0上の同一ディスクへの書込みとなるため直列化され、倍以上の時間が掛かっていると考えられる。この結果より、
/etc/drbd.conf
で設定した「rate 5M
」は、初期同期の場合には効いているが、通常のディスクアクセス時には効いていない事も解る。『その0・概要』『その1・Xen環境の準備』『その2・DRBD設定前の確認』『その3・drbd.confの設定』『その4・DRBDの初期化』『その5・初期同期』『その6・ベンチマーク』
0 件のコメント:
コメントを投稿