2008/02/23

Red Hat Cluster: CentOS 5.1上でRHCSを使ってみる・その7・クラスタcDomUsの生成

DomU dc1dc2、およびdc3から成るクラスタcDomUsを生成する。このクラスタのメンバは、仮想マシンフェンス(XVMフェンス)によってフェンスされる。仮想マシンフェンスを実行するデーモンfence_xvmdは、前回生成したクラスタcDom0s上で動作している。

まず、fs1上でdc[123]を起動する。
[root@fs1 ~]# xm create dc1
Using config file "/etc/xen/dc1".
Started domain dc1
[root@fs1 ~]# xm create dc2
Using config file "/etc/xen/dc2".
Started domain dc2
[root@fs1 ~]# xm create dc3
Using config file "/etc/xen/dc3".
Started domain dc3
[root@fs1 ~]#

以下は、前回と同様、ブラウザからの作業。ブラウザでhttps://bs1.xencluster:8084へアクセス、ユーザadminでログインする。[Luci Homebase]画面から、[cluster]タブ→[Create a New Cluster]を選ぶ。
[Cluster Name]にcDomUs、[Node Hostname]に、dc1.xenclusterdc2.xencluster、およびdc3.xenclusterを入力、[Root Password]の一番上のみにdc*のパスワードを入力、[Check if node passwords are identical.]をチェックし、[Submit]ボタンを押下する。確認を求めるダイアログが表示され、[OK]を押下すると、進行状況が表示される。
クラスタ生成が完了すると、cDomUsの管理画面が表示される。
仮想マシンフェンスfVMを定義する。クラスタcDomUsの管理画面から、[Shared Fence Device]→[Add a Fence Device]を選ぶ。
続いて、[Fencing Type]リストボックスで[Virtual Machine Fencing]を選択、[Name]にフェンスデバイス名fVMを入力し、[Add this shared fence device]ボタンを押下する。
確認を求めるダイアログに対して[OK]を押下すると、進行状況が表示される。
設定がクラスタに行渡ると、[Fence Device Form]画面が表示される。各クラスタメンバdc[123]に対して、主フェンス手法(main fencing method)として、仮想マシンフェンスfVMを加える。
クラスタcDomUsの管理画面から、[Nodes]→[Configure]→[dc1.xencluster]を選択する。[Add a fence device to this level]をクリックすると、[Fence Type]リストボックスが表示される。[Fence Type]リストボックスに上で定義したfVMを選択する。[Domain]には、dc1.xenclusterに対応するXen DomU名、dc1を入力する。[Update main fence properties]ボタンを押下する。
確認を求めるダイアログに対して、[OK]を選択すると、進行状況が表示される。
設定が完了すると、dc1の設定画面に戻る。他のメンバdc[23]に対しても、この操作を実行する。

その1・概要
その2・Dom0 fsXのインストール
その3・DomU dcXのインストール
その4・DomU bs1のインストール
その5・Luciの準備
その6・クラスタcDom0sの生成
その7・クラスタcDomUsの生成
その8・クラスタ動作の試験

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