dc1
、dc2
、およびdc3
から成るクラスタcDomUsを生成する。このクラスタのメンバは、仮想マシンフェンス(XVMフェンス)によってフェンスされる。仮想マシンフェンスを実行するデーモンfence_xvmdは、前回生成したクラスタcDom0s上で動作している。まず、
fs1
上でdc[123]
を起動する。[root@fs1 ~]# xm create dc1
Using config file "/etc/xen/dc1".
Started domain dc1
[root@fs1 ~]# xm create dc2
Using config file "/etc/xen/dc2".
Started domain dc2
[root@fs1 ~]# xm create dc3
Using config file "/etc/xen/dc3".
Started domain dc3
[root@fs1 ~]#
以下は、前回と同様、ブラウザからの作業。ブラウザで
https://bs1.xencluster:8084
へアクセス、ユーザadminでログインする。[Luci Homebase]画面から、[cluster]タブ→[Create a New Cluster]を選ぶ。[Cluster Name]にcDomUs、[Node Hostname]に、
dc1.xencluster
、dc2.xencluster
、およびdc3.xencluster
を入力、[Root Password]の一番上のみにdc*
のパスワードを入力、[Check if node passwords are identical.]をチェックし、[Submit]ボタンを押下する。確認を求めるダイアログが表示され、[OK]を押下すると、進行状況が表示される。クラスタ生成が完了すると、cDomUsの管理画面が表示される。
仮想マシンフェンスfVMを定義する。クラスタcDomUsの管理画面から、[Shared Fence Device]→[Add a Fence Device]を選ぶ。
続いて、[Fencing Type]リストボックスで[Virtual Machine Fencing]を選択、[Name]にフェンスデバイス名fVMを入力し、[Add this shared fence device]ボタンを押下する。
確認を求めるダイアログに対して[OK]を押下すると、進行状況が表示される。
設定がクラスタに行渡ると、[Fence Device Form]画面が表示される。各クラスタメンバ
dc[123]
に対して、主フェンス手法(main fencing method)として、仮想マシンフェンスfVMを加える。クラスタcDomUsの管理画面から、[Nodes]→[Configure]→[dc1.xencluster]を選択する。[Add a fence device to this level]をクリックすると、[Fence Type]リストボックスが表示される。[Fence Type]リストボックスに上で定義したfVMを選択する。[Domain]には、
dc1.xencluster
に対応するXen DomU名、dc1
を入力する。[Update main fence properties]ボタンを押下する。確認を求めるダイアログに対して、[OK]を選択すると、進行状況が表示される。
設定が完了すると、
dc1
の設定画面に戻る。他のメンバdc[23]
に対しても、この操作を実行する。その1・概要
その2・Dom0 fsXのインストール
その3・DomU dcXのインストール
その4・DomU bs1のインストール
その5・Luciの準備
その6・クラスタcDom0sの生成
その7・クラスタcDomUsの生成
その8・クラスタ動作の試験
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