- iSCSIを用いて複数経路で共有されたストレージを
- Device-Mapper Multipath (DM-MP)で束ね、
- クラスタ対応の論理ボリューム(Logical Volume, LV)を構築し、
- その上でGFS2によるファイル共有
今回の検証環境は、二台のサーバ(実質的には一台)とL2SWで以下の通り構築する。
論理的には、次の環境と同等だ。
『Red Hat Cluster: CentOS 5.1上でRHCSを使ってみる・その1・概要』で解説した環境を基本としているので、そちらも併せて参照して欲しい。
ノード構成
FQDN | IP address | Cluster | Memo |
fs1.xencluster | eth0: 192.168.55.191 eth1.4001: 192.168.56.191 eth1.4002: 192.168.57.191 | cDom0s | a cluster node Dom0 and hosts Cluster Nodes dc1 , dc2 and dc3 . |
fs2.xencluster | eth0.4000: 192.168.55.195 eth0.4001: 192.168.56.195 eth0.4002: 192.168.57.195 | N/A | a Dom0 and hosts Luci Server bs1 |
dc1.xencluster | eth0: 192.168.55.7 eth1: 192.168.56.7 eth2: 192.168.57.7 | cDomUs | a cluster node DomU hosted by fs1 |
dc2.xencluster | eth0: 192.168.55.8 eth1: 192.168.56.8 eth2: 192.168.57.8 | cDomUs | a cluster node DomU hosted by fs1 |
dc3.xencluster | eth0: 192.168.55.9 eth1: 192.168.56.9 eth2: 192.168.57.9 | cDomUs | a cluster node DomU hosted by fs1 |
bs1.xencluster | eth0: 192.168.55.12 | N/A | a Luci server DomU hosted by fs2 |
クラスタ構成
- クラスタcDom0sは、ノード
fs1
一台で構成される。 - クラスタcDomUsは、ノード
dc1
、dc2
およびdc3
は、の三台からなる。 - 以上二つのクラスタは、Luciサーバ
bs1
から構成・管理される。
ストレージ構成
クラスタcDomUsのメンバ
dc[123]
は、iSCSIでfs1
のストレージにアクセスする。このアクセスには、- 192.168.56.0/24 san01.xenclusterネットワーク経由
- 192.168.57.0/24 san02.xenclusterネットワーク経由
『その1・概要』
『その2・インストールとクラスタの構成』
『その3・iSCSIターゲットの設定』
『その4・iSCSIイニシエータの設定』
『その5・Device-Mapper Multipathの設定』
『その6・CLVMの設定』
『その7・GFS2の設定』
『その8・Congaでの設定』
『その9・考察』
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