今回のローカルレポジトリは、HTTPで公開するものとする(FTPで公開することも可能だが、ここでは扱わない)。従って、
/var/log/www/html
以下にローカルレポジトリを置くのが簡単だ。ここでは、/var/www/html/centos/5以下にレポジトリを置くことにする。これはローカルサーバを
centos.repository.localdomain
とすると、http://centos.repository.localdomain/centos/5というURLで公開されることになる(各サーバからこのURLでアクセスできるようにするためには、centos.repository.localdomainをDNSで引けるようにするか、各サーバの
/etc/hosts
を変更する必要がある)。まず、このディレクトリを作成する。「5.0」というリリース番号でもアクセスできるよう、シンボリックリンクを作成しておく。
# mkdir -p /var/www/html/centos/5 # ln -s /var/www/html/centos/5 /var/www/html/centos/5.0
後は、このディレクトリを公開できるよう、HTTPサーバを起動する。このディレクトリは、外部からアクセスさせる必要はないので、HTTPサーバを外部にも公開する可能性がある場合は、設定ファイル
/etc/httpd/conf.d/centos-repository-mirror.conf
を以下の通り作成した方がよいだろう。<Directory /var/www/html/centos> Options +Indexes Order deny,allow Deny from all Allow from 127.0.0.1 Allow from 192.168.55.0/255.255.255.0 </Directory>
Allow
行は各環境に従って変更して欲しい。当然だが、HTTPサーバ(Apache)の起動は、
# service httpd startOS起動時に自動的にHTTPサーバを起動したい場合は、
# chkconfig httpd onを実行する(か、GUIを使って変更する)。
ローカルミラーレポジトリ・その1・概要
ローカルミラーレポジトリ・その2・レポジトリの準備と公開
ローカルミラーレポジトリ・その3・Baseレポジトリ
ローカルミラーレポジトリ・その4・レポジトリの更新(reposync & createrepo)
ローカルミラーレポジトリ・その5・レポジトリの利用
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