2007/05/30

ローカルミラーレポジトリ・その2・レポジトリの準備と公開

初回の説明と順番が違ってしまうが、まず、ローカルレポジトリを置くディレクトリの準備と、その公開を先に行う。

今回のローカルレポジトリは、HTTPで公開するものとする(FTPで公開することも可能だが、ここでは扱わない)。従って、/var/log/www/html以下にローカルレポジトリを置くのが簡単だ。ここでは、
/var/www/html/centos/5
以下にレポジトリを置くことにする。これはローカルサーバをcentos.repository.localdomainとすると、
http://centos.repository.localdomain/centos/5
というURLで公開されることになる(各サーバからこのURLでアクセスできるようにするためには、centos.repository.localdomainをDNSで引けるようにするか、各サーバの/etc/hostsを変更する必要がある)

まず、このディレクトリを作成する。「5.0」というリリース番号でもアクセスできるよう、シンボリックリンクを作成しておく。
# mkdir -p /var/www/html/centos/5
# ln -s /var/www/html/centos/5 /var/www/html/centos/5.0


後は、このディレクトリを公開できるよう、HTTPサーバを起動する。このディレクトリは、外部からアクセスさせる必要はないので、HTTPサーバを外部にも公開する可能性がある場合は、設定ファイル/etc/httpd/conf.d/centos-repository-mirror.confを以下の通り作成した方がよいだろう。
<Directory /var/www/html/centos>
Options +Indexes
Order deny,allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1
Allow from 192.168.55.0/255.255.255.0
</Directory>
Allow行は各環境に従って変更して欲しい。
当然だが、HTTPサーバ(Apache)の起動は、
# service httpd start
OS起動時に自動的にHTTPサーバを起動したい場合は、
# chkconfig httpd on
を実行する(か、GUIを使って変更する)

ローカルミラーレポジトリ・その1・概要
ローカルミラーレポジトリ・その2・レポジトリの準備と公開
ローカルミラーレポジトリ・その3・Baseレポジトリ
ローカルミラーレポジトリ・その4・レポジトリの更新(reposync & createrepo)
ローカルミラーレポジトリ・その5・レポジトリの利用

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