第二回で、レポジトリを置くディレクトリを
/var/www/html/centos/5
とした。Baseは、この下の/var/www/html/centos/5/os
以下に置くことにする。今回は、i386アーキテクチャの分のみを準備するので、この下の/var/www/html/centos/5/os/i386以下に必要なファイルを置くことになる。
もし、CentOS5用のDVDを持っているのなら、そのDVDの内容をすべてここにコピーすればよい。
そうでない場合は、そのDVDのISOイメージをダウンロードし、ここにマウントする。ISOイメージは、CentOSのミラーサイトからダウンロードできる(できないミラーサイトもある)が、可能な限りbittorrentを利用してもらいたい。イメージファイルは、公開ミラーサイトに合わせて、
/var/www/html/centos/5/isos/i386に置ことにする。以下の通り、必要なディレクトリを作成する。
# mkdir -p /var/www/html/centos/5/os/i386 # mkdir -p /var/www/html/centos/5/isos/i386念のため、
md5sum.txt
もしくはsha1sum.txt
と、ダウンロードしたファイルのチェックサムを確認して欲しい。# md5sum /var/www/html/centos/5/isos/i386/CentOS-5.0-i386-bin-DVD.iso
ISOイメージをダウンロードしたら、これをマウントする。
/etc/fstab
に次の行を追加する。/var/www/html/centos/5/isos/i386/CentOS-5.0-i386-bin-DVD.iso /var/www/html/centos/5/os/i386 iso9660 loop,ro 0 0再起動するか、
mount -a
コマンドを実行するとマウントされるはずだ。mount
コマンドを引数なしで実行するか、ls /var/www/html/centos/5/os/i386
コマンドを実行して、ファイルがあることを確認する(マウントできていなければ、空になっている)。なお、ローカルレポジトリを運用しているマシンでSELinuxが動作している場合、BaseのURL
http://centos.repository.localdomain/centos/5/os/i386
にアクセスできない場合がある。これを回避するには、SElinuxによるHTTPサーバ保護を無効(コマンドsetsebool -P httpd_disable_trans 1
を実行)にするか、ISOイメージを一旦別のところにマウントし、その内容をコピーする。# mkdir /mnt/CentOS5.0 # mount /var/www/html/centos/5/isos/i386/CentOS-5.0-i386-bin-DVD.iso /mnt/CentOS5.0 -t iso9660 -o loop,ro # cp -rp /mnt/CentOS5.0/* /var/www/html/centos/5/os/i386 # umount /mnt/CentOS5.0不要であれば、ISOイメージは削除してもよい。
ローカルミラーレポジトリ・その1・概要
ローカルミラーレポジトリ・その2・レポジトリの準備と公開
ローカルミラーレポジトリ・その3・Baseレポジトリ
ローカルミラーレポジトリ・その4・レポジトリの更新(reposync & createrepo)
ローカルミラーレポジトリ・その5・レポジトリの利用
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