# yum install -y OpenIPMI-tools
主に使用するコマンドは、ipmitool(1)。概要で実行例を示したが、これとマニュアルを見れば、大体の操作はできるだろう。
実行例では、パスワードの指定にコマンドラインオプション
-P "パスワード"
を使用したが、代わりに、-a
、-E
および-f ファイル名
を指定することができ、それぞれ、プロンプトを出して入力、環境変数IPMI_PASSWORD
で指定、および、ファイルで指定、となる。安全面を考えると、-a
か-f ファイル名
がいいだろう(環境変数や、コマンドライン引数は、ps auxwwe
で覗き見可能なので)。最後に、再起動の実行例を示す。まずは、管理端末側。
$ export IPMI_PASSWORD=IPMIパスワードなお、コマンドラインオプション
$ ipmitool -I lan -H サーバ名 -U IPMIユーザ名 -E -L operator chassis power cycle
Chassis Power Control: Cycle
$
-L operator
は、権限レベルの指定。サーバ側では、コンソールに
Broadcast message from root (Mon Oct 15 19:47:03 2007):の様なメッセージが表示され、再起動が実行される。ログ(
The system is going down for system halt NOW!
/var/log/messages
)には、以下の様な行が確認できるはずだ。Oct 15 19:47:02 サーバ名 /usr/bin/ipmilan: Mon Oct 15 19:47:02 2007: Activate session: Session opened for user 0x2, max priv 3
Oct 15 19:47:02 サーバ名 /usr/bin/ipmilan: Mon Oct 15 19:47:02 2007: Session closed: Closed due to request
Oct 15 19:47:03 サーバ名 shutdown[14921]: shutting down for system halt
OpenIPMI・その1・概要
OpenIPMI・その2・サーバ編
OpenIPMI・その3・管理端末編
4 件のコメント:
IPMIの簡単に使えるWindows(GUI)クライアントってないですかねえ。ipmiviewは動かないし..
Quuuxさん:
おめでとうございます。このブログ始まって以来の初コメントです(笑)。
IPMIのGUIクライアントですか…正直言って知りません。
もしかすると、OpenViewとかTivoli、JP1辺りだとIPMIがサポートされていそうですけど、いかんせん気軽に試してみるというわけにも行かず(OVは弊社内にあるにはあるんですが、私が気楽に遊べるようなものでは当然ないわけで)。
ここは一発、作ってみるってのはどうですかね?
IPMIのUDPパケットフォーマットを探したが見つからず。そうすると、コマンドラインのipmishをバックグラウンドで起動して、双方向パイプで制御するか… ん? Windowsのプロセス間通信って同じ考え方でできるのか? 調べるのめんどくせー (終了)
ざっと調べてみると、Windows2003R2あたりでIPMI COM DLLが準備されているんだそうです(参考)。これを叩けば、少なくともパケットを解析する手間は省けそう。後は適当な言語でガワを作ればよさそうです…
が、手元にWindows 2003がありません。とほほ。
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