2007/10/25

VISIO: ラック図に使えるマスタシェイプの作り方・その2・ツールのインストール

2012.9.6(木)追記:
ベクタ画像を利用する方法を公開した。ベクタ画像の方が一般に高画質が期待できる。

ラック図に使えるマスタシェイプの作り方シリーズの第二回。

VISIO上でマスタシェイプを作成する前に、まずラックマウント機器の正面図を準備する。正面図は、いろんな方法で作ることができる。Visioのシェイプを組合せて作るという方法もあるが、手間がかかり過ぎる。既にある画像を流用する方が楽だ。

たいていのラックマウント機器は、メーカのウェブページで画像が準備されている。この画像を使うという方法はあるのだが、いかんせんウェブページの画像は解像度が荒く、印刷には不向きだ。
機器が手元にあれば、デジタルカメラで撮影する方法もあり得る。しかし、意外にモノ撮りは難しい。歪みを補正したりするのも容易ではない(と言うほどでもないけど)

そこで、メーカのホームページに置いてあるPDFファイルの絵を流用することにする。

PDFから正面図を切り出すには、まず、必要なページをGhostscriptでビットマップ画像に変換する。印刷に堪える解像度にすると、ペイントツールでは扱いにくいサイズになるため、次にこれをImageMagickで大雑把に切り出す。最後にペイントツールを用いて精密に切り出す。ここではGIMPを用いた。

ここで使うソフトウェアのインストールについては、それぞれのリンク先を参考にして欲しい。
これらのソフトをインストールした後、コマンドプロンプト(cmd.exe)から利用できるよう、環境変数のPATHを修正する。
管理者権限でログインし、「スタート」ボタンから、「マイコンピュータ」を右クリックし、メニューから「プロパティ(R)」を選択する。
「システムのプロパティ」画面が表示されるので、「詳細設定」タブをクリックし、「環境変数(N)」ボタンを押す。
「環境変数」画面が表示されるので、「システムの環境変数(S)」の中の変数Pathを選択し、「編集(I)」ボタンを押す。
「システム編集の編集」画面が表示されるので、「変数値(V)」欄を編集し、次のパスを追加する。各パスは、セミコロン(;)で区切られている。
  • c:\program files\imagemagick-6.0.1-q16;
  • c:\gs\gs8.54\bin;c:\gs\gs8.54\lib;
バージョン番号は、インストールしたソフトウェアのバージョンによって変更する。ImageMagickのパスは、c:\WINDOWS\system32より前のに挿入しなければならない(c:\WINDOWS\system32\convert.exeとぶつかるため)

VISIO: ラック図に使えるマスタシェイプの作り方・その1・概要
VISIO: ラック図に使えるマスタシェイプの作り方・その2・ツールのインストール
VISIO: ラック図に使えるマスタシェイプの作り方・その3・正面図の準備
VISIO: ラック図に使えるマスタシェイプの作り方・その4・マスタシェイプの作成

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